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zoom RSS 2017.05.23 #坂東楽善 #坂東彦三郎 #坂東亀蔵 #襲名披露公演 夜の部

<<   作成日時 : 2017/05/25 21:19   >>

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昨日の記事の続きです。昼の部に続き、連チャンした歌舞伎座の夜の部の襲名披露狂言は、「寿曽我対面」。新彦三郎は曽我五郎(凄い!拍手!)。実は、演目が発表された時、十郎を期待した新亀蔵は近江古藤次。新楽善の小林朝比奈。初舞台の新亀三郎が鬼王家来でちょっぴり登場^ ^。工藤祐経は、ナント!これが初役!の菊五郎。

いつもと違って、幕が開くと、浅葱幕。それが落とされると、工藤、朝比奈、大磯の虎、化粧坂の少将、そして、大名たちもすでに位置についていて、いきなり、核心への展開。菊五郎初役の工藤の芝居を一つ損した?感はあるものの、なんとなく、だんまり風のゾロゾロ(時にモタモタ)した行列?が無くなって、これはこれで、スッキリしていて、華やかな勢揃いからの幕開きは祝祭劇の始まりとしては、アリかなと思いました。

新彦三郎の五郎は、スケール感はまだまだながらも、やはり、よく通る深い低音が冴え渡り、見栄も運動神経がいいのだろうなぁと思わせるキビキビ感で気持ちのいい五郎でした。ただ、昼の部の記事ので触れた海老蔵のキメとキメとの間の動きと同じように、なんとなく、素に戻って動いてしまうことが、彦三郎の五郎にも見られたのは、まだまだ、頑張れ?!でした。幕が下りるまで気を抜かないでね、でした。

新楽善の朝比奈は、まるで、国芳の錦絵から抜け出してきたような姿が、彦三郎の時代の楽善にはこうしたユーモラスな雰囲気はあまり感じられなかったので、とても素敵でした。

新亀蔵が十郎ではなかったのは残念でしたが、あまり、見せ場が無い役とは言え、近江小藤太は鋭い目線、眉間のアオスジもよく似合って、イケメン悪役がとても似合っていました。新亀蔵は昼の部でも、威勢のいい悪役の俣野五郎。ニンではないはずのだったのに、太く強い目の周りの隈がカッコいい目によくマッチして、悪役が案外いい!!と思いました。よく通る低音も、小悪党の俣野には、ちょっともったいない感じがしましたが、もっと大きな悪いやつにはぴったりなのかもしれません。襲名披露で、今まであまりやったことが無かった悪役二つというのは、何か考えるところがあるのだろうと思いました。

新亀蔵の襲名披露狂言は、夜の部にはもう一つ、松緑と二人で1時間近くを踊りぬいた「弥生の花浅草祭」。亀蔵の本格的な踊りを見たのは初めてだったので、そのうまさに本当にびっくりしました。長い踊りを見るのが苦手な私も、全くの退屈しませんでした。中でも一番よかったのは、軽やかで華やかな「石橋」でした。それにしても、初日は旧暦では春とはいえ、もう、5月も末、お祝いの舞踊に弥生というのは、どうなんでしょうね。

夜の部は、これら襲名披露狂言の他に「先代萩 御殿・床下・評決・刃傷」。菊之助の政岡、海老蔵の仁木弾正、歌六の八汐、魁春の栄御前、松緑の男之助、梅玉の細川勝元。

今回の先代萩では、何と言っても朗々とした美声が響き渡る梅玉の細川勝元が一番、はぁ、カッコいい!でした。最近の梅玉はこうしたかっこいい殿様役が本当によくハマります。

梅玉贔屓の私としては、今回の御殿から刃傷までの上演は本当にうれしいのですが、でも、でも、芝居としてみると、どうかなぁと思ってしまいました。通しではない見取り狂言としての上演だと、このセットでは、どうしても長くるので、大幅にカットされてしまう場が出てしまいます。今回のカットされたのは、御殿の飯炊き(ままたき)でした。

飯炊きの場面は退屈と言われて、あまり評判がよくありませんが、でも、これが完全にカットされてしまうと、政岡主従、親子の追い詰められ、切羽詰まった状況が表現されにくくなり、その後の展開が必然性がボヤけて、ただ、バタバタと話が展開にしてしまうように思いました。今回の政岡=菊之助の芝居もなんだか筋を説明するだけで、あっさりと流れてしまったようで、せっかくの菊之助なのに、残念でした。

海老蔵の床下の仁木弾正も綺麗だけれど、何だかそっけないように思いました。仁木弾正は、言うまでもなく、普通の人間ではありません。妖術を使う怪人です。特に床下では、ネズミから変身するのですから、目鼻立ちが大きく鋭い海老蔵だったら、もっともっと、観客がおお!と驚くほどに怪異であっていいのではないかと思いました。私が好きな仁木弾正は、歌右衛門の政岡で、河原崎権十郎が演じた仁木弾正です。本当に恐ろしい弾正でした。

怪人仁木弾正をあっさりと演じてしまった海老蔵ですが、歌舞伎の本公演以外に、本当にいろいろな公演に出ていますが、忙しすぎるのでは?何だか、この頃、ひとまわり体が小さくなってしまったように見えます。体を鍛えて引き締まったのならいいのですが、ちょっと、心配になりました。

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昼夜とおして歌舞伎座だったので、夜のご飯は、歌舞伎座の向かいにある岩手県のアンテナショップ「銀河プラザ』で、お弁当を買いました。昼の部にが終わってから行ったら、お弁当は半額!でした。

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